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2011.08.02

衆知を集める面白さ

休みのない予備校講師の「夏休み」日記(その3)

 青森メディカルサポートセミナーの最終日は、がっつりとワークショップをやりました。特定のテーマについて論点を整理しつつ、みんなで話し合いをするのがワークショップです。一部の医学部入試にあるグループ討論とほぼ同じです。今日のワークショップでは、どうせやるならと、来年度入試の出題予想の一つ(企業秘密なので内容はヒ・ミ・ツだよ)を取り上げ、話し合いがうまく進むようボクの方で基本的な論点を設けました。
 生徒さんたちが話し合っている間は「昼寝」ができるわけではなく、各グループの近くでどんな話し合いをしているのかをしっかり聴かなければなりません。「聞く」ではなく「聴く」ので、これがけっこうハードワークなのです。20数名の一人ひとりの姿勢、意欲、関心、内容を細部までチェックはできませんが、概要をつかみ終了後のコメント(講評)にも反映させなければならないので、ボクも必死になって生徒さんの話に耳を傾けました。
 とてもタイヘンですが、でも、これがものすごく面白いのです。はじめは与えられたテーマにとまどいながら、そして何度かの失敗をしつつも、みんなで話し合っていくうちに、一人ひとりがいろいろな問題に気がついていくからです。そのようにして1時間程度の話し合いを通じて、理解や思考が深まり、広がっていくさまは、感動的ですらあります。
 
最近は、ちっとも理解が深まらず、いつも「ふりだし」にもどったり、未知の事柄へのチャレンジ精神を欠くような、大人のつまらない会議ばかりを経験してきました。それでイライラが高じていたボクにとって、どこまでもぐんぐん伸びていく若者の話し合いは新鮮で、うらやましく思いました。そして、その成長を支えるのは、グループの他のメンバーとの意欲的で率直なコミュニケーションです。
 
衆知を集めて問題を解決する。それがワークショップの狙いです。生徒さんがぐんぐん伸びるのは、大人にありがちな地位や利益などへの「こだわり」がないからなのでしょう。その自由さこそが、衆知の質を高めていくのだと実感しました。若くはないので「ぐんぐん」は無理かもしれませんが、もっともっといろいろな人たちと話をしてボクも「ぼちぼち」と伸びていきたいなあと思いました。
 Nebuta02 青森ではねぶた祭りが始まりました。明日は仙台への移動なので、今日は延泊して祭り見物です。なんと最前列のイス席で、2時間の「夏休み」を楽しみました。初めて見たのですが、TDL(東京ディズニーランド)のエレクトリカルパレードより100倍面白い!ねぶたの灯りを見ながら、「ああ、ワークショップだけじゃあなく、祭りも『衆知を集める』だったよなあ」とぼんやりと思いました。
 でも、祭りは「みる側」ではなく「つくる側」に立ちたいというのがボクの性分です。祭り見物を終えて帰るころには、もう「つくる側」にもどっていて、ねぶた祭りがくれた「ヒント」を、来年の「さくら祭り」や商店街による被災地支援キャンペーンにどう活かせるか、アレコレ考えていました。明日は仙台に移動します。

[今日の食事]やっぱり緑黄色野菜が足りない…今日の授業でも「食への無関心」を取り上げたのに(笑)
 朝:クロワッサン1個、野菜ジュース+ジョギング5km
 昼:幕の内弁当
 晩:メンチカレー、生ビール1杯

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