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2011.08.12

どうする?晩婚化

休みがない予備校講師の「夏休み」日記(その12)

 今日で駿台横浜校の講習が終わりました。第3日にあるデータを紹介して、少子化や高齢化について、みんなに考えてもらいました。以下に、そのデータへのリンクをはっておきます。

 ○年齢別未婚率の推移

 レギュラー授業ではおなじみのデータなのですが、2010年国勢調査のデータも加わったので、ブログ読者の皆さんもリンク先を必ず見てくださいね。
 晩婚化は20代後半や30代前半で結婚しない男女が増え続けてきたことから明らかです。少子化の原因は、不十分な子育て支援策というより、この晩婚化なのです。男性の晩婚化は放っておいてもよいのですが、子どもを産む女性の晩婚化は少子化に大きく影響します。2010年になり、ようやく未婚率の伸びは鈍化しましたが、それでも30代前半の女性の33.3%が未婚という事実は重いといえます。
 よく論文入試で「少子化の原因と対策を述べよ」みたいな出題があるのですが、仮に原因が晩婚化だとすれば対策は容易ではありません。少子化に悩む政府が結婚を強制できないし、そもそも対策を講じても、その本当の効果(現役世代が増えて高齢者を支える負担が減ること)が表れるのは20年以上も先だからです。対策を講じるには晩婚化の原因を探り、それらを一つ一つ取り除いていかなければなりません。
 その原因とは?ボクが冗談半分で言っているのが「出会えない・口説けない・金がない」です。このうち「口説けない」のは、各人の気合いや根性の問題(?)なので関知しません。ただ、「出会えない」と「金がない」は若者だけの責任ではないので、社会的な対策を講じる必要があります。では、その対策とはなんでしょう?ここから先は自分で考えてみてください。
 こんな感じでボクの授業はティーチングではなくコーチングを意識しています。他人が出した答えを覚えるだけではおもしろくありませんよね。「出会えない」と「金がない」をどう改善してくのか?近い将来の自分自身の問題でもあるので、これくらい自分の頭で考えましょうね。
 なお、上記のデータの中の「生涯未婚率」の増加も実は深刻な問題を含んでいます。2010年に50歳になった人で一度も結婚していない人が男性は19.4%、女性は9.8%もいるんです。離婚や死別を合わせると、かなりの割合になるわけで、これが日本社会に大きな変革を迫ることは間違いありません。結婚しないのは自由なのですが、そうした人たちが増えると何が問題になるのでしょうか?これも重要なテーマなので考えてみてください。

[今日の食事]自宅にいるときは野菜をしっかりとらねば
 朝:パン2枚、野菜の煮びたし、りんごジュース
 昼:おこわ、サラダ
 夜:グラタン、ハッシュドポテト、豆腐サラダ、ビール(少々)

 

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