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2010.01.31

<医>「新たな死」を取り上げる番組

 受験が近づきテレビなんか見ている場合ではないかもしれません。しかし、できれば、今夜のNHKスペシャル「無縁社会~“無縁死” 3万2千人の衝撃~」はみてほしいなあ。番組の概要はリンク先のNHKホームページを読んでください。
 番組は現代の日本で進行する「新たな死」を取り上げるようです。医学部受験生にとって、死とどう向き合うかは必須のテーマです。ボクも家族や友人に看取られつつ死を迎えたいと考えますが、そういう当たり前の死を迎えられない人たちもたくさんいます。この現実に対して「わたし」や「わたしたち」には何ができるのでしょうか?
 受験のときはできるだけ「雑音」を排した方がよいという考えもあるでしょう。しかし、これから自分が進んでいく分野や社会に、どんな形であれ心を揺さぶられることは、困難を乗り越えるエネルギーになるとボクは思います。
 現代の日本社会における「孤立」の問題は、慶大法の直前講習でも取り上げました。問題を一気に解決する「特効薬」なんかありません。家族や包摂性を著しく低下させている中で、一人ひとりが自分のできることを着実にやっていくしかないのです。前の記事にあった「健康麻雀」も、地域社会における「孤立」解消の一助になればと考えてはじめました。
 なお、孤独死に関する厚生労働省の平易な報告書「高齢者等が一人でも安心して暮らせるコミュニティづくり推進会議(「孤立死」ゼロをめざして)報告書」(2008年3月、PDFファイル)を見つけたので、関心のある人は一読してください。

2010.01.30

<雑>麻雀のボランティア?

 ボクが理事をつとめる川崎のNPO「ぐらす・かわさき」は、空き店舗を利用した地域の居場所を運営しています。そこでは、地域社会における「孤立」を防ぐため、乳幼児とママ・パパを対象とした親子広場と、高齢者を対象とした健康麻雀(飲まない・吸わない・賭けない麻雀)を、週2回ずつ開催しています。
 膨大な原稿も片付け、直前講習も終わって久しぶりにのんびりしようかなあと思っていたら、「ぐらす・かわさき」のスタッフから電話がありました。「健康麻雀の面子(メンバー)が足りない・・・」というのです。体調はいまいちで頭も体も休めたかったのですが、麻雀は好きだし、理事のつとめとして、ボランティアに行ってきました。とは言っても、麻雀をしてきただけなんですけどね・・・。
 麻雀は4人で1卓を囲むゲームです。TVゲームは違いますが、一人ではできない点で地域の仲間づくりに役立つとボクたちは考えています。その日集まったのはボクを含めて16人、ボクが最年少なのですから世代構成は想像つくでしょう。それほど広くないスペースで4卓の「戦い」が始まりましたが、意外だったのは、皆さんいろいろな話をしながらゲームに興じていたことです。こうした居場所がなければ知り合えなかった人たちばかりです。
 なかには、健康麻雀をきっかけに、「ぐらす・かわさき」のイベントのボランティアをしてくださる人たちも出ていました。難しく言えば地域の居場所を通じた関係拡張というものですが、そうした人間の結節点として機能を高めていければ幸いです。ボクがかかわっているもう一つの結節点ともいえる「宮崎台さくら祭り」の準備も徐々に進んでいます。さくらの花の下でも健康麻雀が行われます。受験生の皆さんも「さくらの花」を咲かせて、遊びに来てくださいね。

2010.01.28

<社>問題集を更新したよ(3)

 今日で直前講習「慶大プレ法学部論文」も終わりです。ボクは過労のためか、鼻かぜと腰痛でボロボロです。1週間くらい湯治に行きたいなあ。
 さて、文系論文問題集に新たに2問掲載しました。「生権力(バイオポリティクス)」と「リスクの個人化」に関する出題です。設問を法学系と経済系とに分けてあるので、志望に応じてチャレンジしてみてください。
 なお、問題を閲覧するには授業のときに示したユーザー名とパスワードが必要です。

2010.01.24

<医>グループ討論の対策

 以下の大学・医学部では入試科目にグループ討論があります。なお、試験時間は昨年度の実績です。

 ○国公立大学
  旭川医科大学/前期・後期(各30分)
  富山大学/前期・後期(各40分)
  滋賀医科大学/前期(30分)
  名古屋市立大学/前期(25分)
  香川大学/前期(15分)

 ○私立大学/2次試験
  自治医科大学(40分)
  日本医科大学(40分)
  北里大学(20分)
  東京慈恵会医科大学(50分)
  金沢医科大学(25分)
  大阪医科大学(25分)
  
 ボクの授業では授業後に模擬討論をやっていたのですが、入試直前にもう一度やっておきたいという人がいたら、遠慮なく申し出てください。
 ボクの授業の受講生に対するアフターサービスの性格が強いので、詳細は医系論文問題集に書いておきます。

 ところで、大学はグループ討論で受験生の何を評価しようというのでしょうか?いくつかの大学が入試要項等で公表しているので、以下に紹介しておきます。

 ・態度、自分の考え及び人とのやりとり等を問う(旭川医科大学)
 ・将来、医師又は研究者となるにふさわしい資質・適性の観点から評価する(滋賀医科大学)
 ・思考力、協調性、積極性、将来性を評価する(富山大学)

・・・なるほど

2010.01.22

<社>慶大法論文の一覧表を更新したよ

 文系論文問題集の中にある、慶應大学法学部の問題・解答・解説等の一覧表を更新しました。問題は1998年~2009までの計12問を掲載。解説、解答例は1998年~2004年までを掲載しています。年度によっては復元合格答案も掲載しています。なお、添削例は工事中で、まもなく掲載できると思います。
 なお、問題を閲覧するには授業のときに示したユーザー名とパスワードが必要です。

2010.01.19

<医>ALSの患者さんのブログ

 以前の記事に書いたように、ボクの恩人がALS(筋萎縮性側索硬化症)になってしまいました。先日、情報公開に関するNPO有志の会議があったのですが、その参加者から、自宅で療養中の彼が日々の様子をつづったブログを書いていることを教えてもらいました。タイトルはshunkaiさんのブログです。
 医学部を受験する人は入試が近づき忙しいと思いますが、ALSの患者さんの毎日がどのようなものかときどきのぞいてみてください。

2010.01.18

<医>問題集を更新したよ(1)

センター試験お疲れさまでした。ぼちぼちと受験校が定まってくると思うので、医系論文問題集をどんどん更新していきます。お楽しみに!
まずはオリジナル問題を2問掲載しました。「難病患者の家族に対する手紙」と「ヘルシズム」です。問題と解答例をPDFファイルで提供しています。
なお、問題を閲覧するには授業のときに示したユーザー名とパスワードが必要です。

PS.以下の記事で紹介した文系論文問題集のオリジナル問題「倫理と法律」と「生きる意味」は、医系論文問題としても使えると思います。アクセス方法は同じなので、一読してみてください。

2010.01.17

<社>問題集を更新したよ(2)

 センター試験お疲れさまでした。文系論文問題集に新たに2問掲載しました。「倫理と法律」と「生きる意味」に関する出題です。設問を法学系と経済系とに分けてあるので、志望に応じてチャレンジしてみてください。
 なお、問題を閲覧するには授業のときに示したユーザー名とパスワードが必要です。

2010.01.15

センターがんばってね!

 明日からセンター試験ですね。これまでの努力を信じて、落ち着いて試験にのぞんでください。
 我が子は昨年が高校入試だったのですが、駿台フロンティアJrの先生から「深呼吸」を伝授され、ピンチを乗り切ったと言ってました。試験前や試験中に「深呼吸」でリラックスしてみたらどうでしょう。
 ボクが高校生のときはセンター試験ではなく共通一次試験というのがありました。国公立は志望していなかったので「力試し」で受けにいったためか、それともリラックスしすぎてしまったのか、筆記用具を何も持たずに試験会場に行ってしまいました。忘れたことに気づいてまわりを見回すと友人がいたので、エンピツと消しゴムを借りた記憶があります。彼はしっかり者で、ペンケースを二つも持ってきていました。それにひきかえ、ボクは・・・
 こうした間抜けなことがないよう、しっかり準備して、よく食べて、よく眠って明日に備えてください。「第一志望は、ゆずれない」という強い気持ちで、いってらっしゃーい!happy01

2010.01.12

<社>問題集を更新したよ(1)

 とりあえず文系論文問題集に新たに2問掲載しました。多文化主義とゼロ成長に関する出題です。これから、さらに掲載していくので楽しみにしていてくださいね。
 なお、問題を閲覧するには授業のときに示したユーザー名とパスワードが必要です。

2010.01.08

定住外国人の地方参政権

 このテーマについては授業でも話したことがありますよね。これに関する記事が、今日の朝日新聞朝刊に掲載されていました。それによれば、14県議会が参政権を認めることに反対の意見書を出したとのこと。グローバル化が進む時代に逆行する動きを残念に思うとともに、心情(信条ではありません、念のため)を含めての「保守」の根強さに驚きました。記事の一部はネット上にもあるので、上のリンクをクリックして一読してみてください(いずれリンク切れになると思いますが・・・)。
 かつて青山学院大学の小論文試験で、このテーマが出題されたことがあります。グローバル化と民主主義に関する重要な課題です。自分なりの考えをまとめておきましょう。なお、記事中に引用されている1995年の最高裁判決は、最高裁の「判例検索システム」にも掲載されています。これについてもリンクをはっておいたので一読を勧めます。最高裁判決といってもA4版1ページの簡略なものです。
 こんなことを書くとブログが炎上(?)するかもしれませんが、ボク自身は定住外国人に対して地方参政権を認めることに賛成です。最大の理由は、国籍という外国人のアイデンティティを認めつつ、日常生活上の要求を政治に反映させることはグローバル化時代の政府の義務だと考えるからです。また、日本における定住外国人の「歴史的経緯」、つまり過去に対する責任も決して忘れてはなりません。
 なお、これに対する誤解を含んだ反論があるので念を押しておきますが、これにより認められるのは自治体レベルでの参政権であることです。防衛や外交は国の専管事項なので、地方参政権を認めても何ら影響は受けません。教育についてはむしろ関係者による自治を認め、不当な政治的影響を排すべき政策なので、教育への悪影響(?)を理由とした反対論には違和感が残ります。
 人間というものは「わたし」の存在が危うくなると、「異なる他者」の脅威をあおられて過剰な反応をしてしまうのかもしれません。しかし、人間は「わたし」だけで生きていくことはできません。グローバル化などといわなくても、いつの時代でも「異なる他者」との支え合いは必要不可欠であったこと思い起こすべきでしょう。日本社会に定住する外国人の定住参政権を認め、彼ら・彼女らが生活しやすくなるような環境や条件を整えていくことは、「わたし」の不安を解消・低減していくことにもつながるとボクは考えます。
 受験生の皆さんは、どう考えますか?

2010.01.04

<雑>日の出の勢い

 「あっ」という間に2010年になりました。あけましておめでとうございます!
 Sunrise 今年は我が家のバルコニーから、右のような初日の出を拝むことができました。お天道様には、家族と自分の健康と充実した毎日を祈るとともに、教え子の皆さんの成功もお願いしておきました。
 それにしても日の出の勢い(朝日が昇るように盛んな勢い)とは、よく言ったものです。地球の自転は等速なので、日の出がとりたてて早いわけではありません。それにもかかわらず、「夜明け」を待ち望む気持ちや「将来」に向けた気持ちの張りから、太陽がぐんぐんと昇っていくように見えるのでしょう。
 受験生の皆さんも試験当日まで、ぐんぐん伸びていくはずです。その勢いに負けないように、問題集やブログをどんどん更新していきたいと思います。センター試験までのカウントダウンが始まりましたが、強い気持ちでそれぞれの「ゴール」をめざしてください!
 

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