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2009.07.14

<医>脳死・臓器移植法の改正

 参議院もあっさりとA案を可決し、脳死・臓器移植法が改正されることになりました。衆議院の解散をひかえて政局が緊迫する中で、審議を尽くせず結果だけを急いだことは悔やまれます。
 先週発売の「週刊文春」には、「脳死は人の死」と駆け込みで決めてよいのか、と柳田邦夫さんが緊急提言をしていました。彼は脳死状態を経てなくなった次男の腎臓提供に、家族として同意した経験をもつ作家です。彼の提言の主旨を以下に抜粋します。

 ①本人の意思を早期提供の必要条件とする
 ②ドナー家族のグリーフワーク(悲しみを癒やす歩み)を行政・医学会の責務とする
 ③子どもの脳死は日本小児科医学会等の議論・見解をまつ
 ④脳死判定から臓器摘出までの間に、家族に十分な「お別れの時間」を与える
 ⑤国はドナーと家族に敬意を表する自然日を制定する

 これらの緊急提言に何も答えないままA案が可決されました。政治家の思慮の浅さと責任の無自覚さに、柳田さんはさぞかし落胆なさっていることでしょう。
 脳死・臓器移植法が改正されたからといって問題が解決されたわけではなく、数多くの課題が積み残されています。論文試験、面接、グループ討論等で、そうした課題への出題・質問が必ずあると想定して、この数日の新聞記事は必ず読むようにしておきましょう。

PS.NHKで以下のドキュメンタリーをやります。医療・看護系の受験生はみてね(勉強で忙しいとは思うけど…)

 7月13日(火)22:00-23:00 物理学者・戸塚洋二 がんをみつめる

 7月14日(木)22:00-23:00 最後の家「ホームホスピス 入居者と家族の日々」

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