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2008.02.01

ギョーザ騒動

 ひたすらしゃべりまくっていた「地獄の三日間」から無事生還したら、世の中は例のギョーザの件でたいへんなことになっていました。おりしも栃木での講演の帰りに、宇都宮駅で冷凍ギョーザを買ってきていたので、ちょっとびっくりしました。しかし、宇都宮の老舗「みんみん」のギョーザなので大丈夫です。明日あたり家族で食べようと思ってます。ギョーザに罪はありません。がんばれっ!宇都宮ギョーザ・・・という感じです。
 今回の騒動にも、授業で話した「体感不安」による過剰反応がみえます。
 少なくとも現段階では、一番重要な毒物混入の経過が何もわかっていません。中国の製造工程で混入したのか、日本を含む流通過程で何者かに入れられたのか不明です。また、全国に600名超もいるという、中国製の冷凍ギョーザを食べたあとに具合が悪くなった人たちが、本当に毒物にやられたかどうかはわかりません。
 不安の根拠となる事実が明らかになっていないのですから、これは「体感不安」です。ところが、世の中は「中国製の冷凍ギョーザを食べた人が、全国各地で具合が悪くなっている」というイメージであふれています。そして、この中国企業の冷凍食品を中心に商品の回収を始めた業者、中国発の食品はすべて危険と考えて購入店に返品する消費者など、社会の反応は激化しています。過剰反応が当該の中国企業→中国製・中国産の食品→ギョーザや輸入食品へと、風評被害を拡大させないことを祈るばかりです。
 こうした体感不安と過剰反応を結果としてあおっているのは、やはりテレビです。むしろ、事態の冷静な認識とそれに基づく落ち着いた行動を求めることが本来の役割だと思うのですが・・・「何だが不自然な事件だなあ」というのがボクの第一印象で、毒物混入は偶然ではなく、そこに何らかの「意図」があるように感じています。ただ、それこそボクの体感なので、事実が判明するまでは安易な論評を避け、事態を注視することにします。
 ということなので、皆さんも「疑わしきは論ぜず」と冷静な姿勢でいましょう。今回の騒動を具体例として使おうなんて考えない方が良いです。
 受験生は「万が一」をおそれるだろうから、やはり受験が終わるまでギョーザは食べないのでしょうね?皆さんのかわり、ボクがたくさん食べることにします。ただし、毒物ではなく、食べ過ぎて具合が悪くならないよう気をつけます。

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