日の丸・君が代
今日はボクが連載を持っている月刊誌『ガバナンス』の原稿を仕上げました。テーマは福祉まつりから一変して、日の丸・君が代です。頭の切り替えがタイヘンですが、何とか書き終えました。
1999年の国旗国歌法の制定を受けて、2002年に試行された学習指導要領では、学校において「国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導する」ことが盛り込まれました。これに基づいて、東京都のように入学式・卒業式における起立と斉唱を教職員に強制する動きがあります。
一方、一部の教職員は、過去に日の丸・君が代が果してきた役割に対する反発から、起立・斉唱を拒んでいます。教育委員会がこうした教職員の個人情報を収集していますが、それがプライバシー侵害にあたるとする判断が相次いで示されました。ボクの原稿はそれをわかりやすく解説したものです。
学校における国旗国歌の扱いについては、慶應大学総合政策学部が2005年の論文テストで出題しました。それぞれの思想・信条がからむだけに、解答に窮した受験生も多かったともいます。出題者もそれを想定・配慮し、どのような立場をとるかは採点対象外とし、あくまでも論理性を評価する旨を明示しています。
国歌斉唱時に起立しない教職員の個人情報の収集も、そのように冷静に論理的に考えるべきなのですが、国旗国歌をアイデンティティとする人も多いため、理性を忘れ不必要に過熱しがちなのが実情です。受験生の皆さんは学校における国旗国歌の扱いについて、どのように考えますか?また、これを強制する現状をどのように評価しますか?
普段あまり考えることのないテーマだけに、自分自身の考えを整理してみてください。



