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2007.09.04

不全感と向き合う

 予備校の授業もいよいよ後期に入ります。夏期は時間がなく小論文に取り組めなかった人、これから本格的に小論文に取り組む人、スタートライン・目標やいまの状況・気持ちは、人それぞれだと思いますが、前向きに楽しみつつがんばっていきましょう!
 そんなときに不全感だなんて、似つかわしくない表現ですね。でも、小論文の基本はタイトルにある不全感と向き合うタフさを身につけることです。辞書的にいえば、不全感とは完全ではないことです。小論文に限らず、文章や表現に完全なものなどないとボクは考えます。不完全だからこそ、その不足をつく他者の言葉を引き出し、相互の理解や思考を深めていきます。
 無謬(むびゅう)性を誇ることは自己の正当化にはなっても、他者との対話や議論を排除し独善をもたらします。それが人間や社会を誤った方向に導いた例をあげればキリがありません。誤りを含めて不完全な自分をさらし、相手からの指摘を参考に自分の主張やあり方を見直していく・・・人生や社会はこのような不全感をめぐる対話や議論を糧として充実していくのです。
 不全を認め、それを克服する営みは小論文の基本です。どんな問題でも明確な答えを出せないかもしれません。また、とりあえず答えを出しても、何だか疑わしいこともあるでしょう。某人気番組ではありませんが、「スッキリ~」といきたいところですが、そうはいかないところに人生や社会そして小論文のおもしろさがあるのです。
 あーでもない、こーでもないと思い悩み、なかなか答えが出ない不全感と向き合い、それを楽しみましょう!その経験が受験だけでなく、これからの人生にもプラスになると思います。
 

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