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2007.07.13

オープンスペースの大切さ

 今夜のサッカー・アジア杯が気になりますが、その話ではありません。
 通常の小論文試験では課題文が与えられ、その理解に基づいて自分自身の見解を展開していきます。2003-2005年の慶大法の論述力試験の設問が、「筆者の議論を踏まえて、自由に論じなさい」と表現しているのも、この基本に沿ったものです。
 インプットを重視しすぎると、課題文の理解で「いっぱい、いっぱい」になり、その後の自由な展開に苦労します。実際に受験生の答案を読んでいると、課題文の理解は的確なのに、自己の見解の論述部分で「失速」する答案が多いことに気づきます。
 自由に論じるためのコツが、相手のオープンスペースを見つけ出す・生み出すことなのです。たとえば、筆者は現状の問題点をあげるだけで何の対策も示していません。この場合、対策がオープンスペースであり、筆者がケアしていないため自由にボールを動かす、いや自由に考えることができます。
 小論文は筆者と自分との「対話」です。相手の話をよく聴きながらも、つねにオープンスペースを探り、そこに言葉を投入することで「対話」はノってきます。安全なパス回し(無難な言い回し)だけでなく、ときには相手が嫌うところ飛び込み、「くさび」を打ち込むことも必要です。それによって、ゲーム(対話)が動き始めます。オシム監督のいう「危険なプレイ」は小論文でも必要なのです。
 なんだか、やっぱりサッカーの話(?)になってしまいましたが、賢明な受験生の皆さんはこのたとえを理解してくれると思います。サッカーも小論文も相手へのリアクションだけでなく、オープンスペースを見つけ出し、生み出し、そこで「自由」を発揮することで面白くなるのです。

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