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2007.01.31

慶大経済の練習問題

 2006年の慶大経済の論文は遺伝子診断をテーマに、それへの説得的な反論と問題解決策を述べるよう求める出題でした。これを模した問題をつくってみました。テーマは議会不要論なので法学系の受験生も読んでおくよーに。
 2006年出題は遺伝子診断の問題点の指摘が反論の中心でしたが、この練習問題では議会の意義や可能性の指摘が反論の中心になります。また、解決策は議会の機能回復をどのようにはかるか「再生」の提案をすることです。かなり難しいかもしれませんがトライしてみてください。
 なお、課題文は私の書下ろしです(なので著作権の問題は生じません)。さっき夕食の後片付けをしたあとに、サクサクと50分ほどで書いたものなので多少の難点はあるかもしれませんが・・・。以下のリンクをクリックしてください。

 ○オリジナル問題「議会不要論」 

2007.01.30

初心者は過去問から

 直前講習にはこれまで論文対策をしてこなかった人がけっこういたようです。そうした「初心者」には、あわてず騒がず、まずは過去問をいくつかやっておくようにアドバイスしました。たとえば、慶大法は昨年設問が大きく変わったので、少なくとも、2006年の出題とそれ以前の出題の計2問はやっておくべきです。

 慶大法の2006年の出題は駿台の「解答速報」に出ています。分析もボクが書いたので、他校の速報よりも段違いに詳しいので読み比べてみてください。2006年を含む過去5年間の問題や解説を読みたい人は、赤本じゃあなくて青本の方を買って読んでください。こっちも段違いの内容と自負してます。

2007.01.29

復元合格答案

 アクセスログを解析すると、そろそろ国立後期試験の論文についての情報収集が始まっているようです。このblogにたどり着いたときの検索ワードに、医学部や東大後期などが現れ始めたからです。そうしたアクセスのすべてに対応できませんが、昨年(2006年)の東大文一後期の復元合格答案をもっていたので関連サイト「東大文一 後期論文対策のblog」に掲載しておきますね。

2007.01.28

第三者評価について

 駿台・直前講習で取り上げたように、ガバナンス(自己統治)を強化していくためには公開と参加が必要で、後者の一形態として第三者評価(外部評価)があります。それについて私が書いた文章を以下に掲載します。ちょっと難しいかもしれないけど・・・。
 また、このほど指定管理者制度(公共施設の民営化)の第三者評価を横浜市が導入しましたが、私はその制度研究委員会の委員をやっています。NPO、企業、監査法人等が評価機関になって公共施設の管理運営を評価する仕組みで、来月から評価作業が始まる予定です。詳しくはこちらをのぞいてみてください。

「第三者評価の可能性と危うさ」
 深刻な財政難が続く中で自治体でも効率主義が重視されている。非効率で不要な事務事業については、廃止を含めた抜本的改善が必要不可欠な時代である。しかし、自治体内部には客観的な視点からこれを評価するシステムが不十分で、本来その役割を負うべき議会や監査委員も多くは機能不全に陥っている。こうした中で自治体は第三者(外部)による評価に抜本的改善の活路を求めたといえる。

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2007.01.27

いじめっ子への対応

駿台の直前講習の解説の中で、かつて「いじめ」をテーマにした出題があったことを紹介しました。それは、1997年実施の一橋大学法学部・後期の論文試験で、「いじめ」を例に道徳的非難の無効さを主張する課題文を要約した上で、自分の考えを述べるというものです。法と道徳という基本テーマを考えさせる良問なので、私が書いた解答例を掲載します。ちなみに問Ⅰが要約(400字以内)、問Ⅱが論述(800字以内)です。教育再生会議が提案した「いじめっ子の出席停止」は、まさに子どもの内面に働きかける道徳的アプローチを放棄したもので、道徳的非難・説得の無効さを主張する筆者と同じ立場です。あなたは、どう考えますか?

問Ⅰ 道徳的非難を最終的で決定的なことと考えている現状に対して、筆者はそれが無効であると断じている。筆者によれば、人が道徳的に悪いことを犯す場合、道徳は既に考慮に入れられており、その上で棄てられたのだから道徳的非難は無意味である。

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2007.01.26

SOS論文問題集

SOS論文問題集はこちらをクリックしてください。授業の際に提示したユーザーIDとパスワードが必要です。問題はPDFファイルになっています。

質問等のある人はこちらまで。

2007.01.25

教育再生民間会議の提言

 教育再生会議の第1次報告書が公表されましたが、受験生の皆さんはどのような感想をもったでしょうか?前に書いた奉仕活動の必修化ばかりか、体罰の容認やいじめた子どもの出席停止など、時代錯誤で現実離れした内容のオンパレード。これを「頑固おやじのヒステリー」と喝破したのが、元弁護士で現弁護士でさわやか福祉財団の理事長をつとめる堀田力さんです。彼もメンバーの「教育再生民間会議」の提言が、昨日発表されたので一読をすすめます。マスコミはあいかわらず政府発表の垂れ流しが多くて、この提言についての報道が少ないので(毎日新聞の記事はこちら)、以下にリンクをはっておくね。

○「教育再生民間会議」の提言・・・Link

2007.01.23

現代社会における「心の苦痛」

 最近のさまざまな事件をみていると、こんな過去問もおさえておいた方がいいかなと思い掲載することにしました。早稲田大学法学部センター利用入試の論文試験(1999年)で、100年近くも前の坪内逍遥の文章に現代社会に通じる問題発見を見出し考える良問です。著作権の問題もないと思うので、そのまま掲載します。課題文の続きや解答例は「続きを読む」をクリックしてください。

設問
 次の文章は、坪内逍遥が二十世紀の初め、当時の日本社会において「なぜ人の心に苦痛が多いのか」の原因を四点にわたって述べたものである。逍遥のこの分析に関連させて、今の日本社会における「心の苦痛」について、一二〇〇字以内で論じなさい。

第一、今日お互いの心に非常に苦痛の多いのは、生存競争が激烈であるので、心身の疲れる事が一倍で、そこで疲労困ぱいの苦しみが多い。ただ歩くのでも一里二里あるいは三里と歩けば相当に疲れるが、それらは渋茶を一杯も飲めば癒えるのである。しかるに一里にしても、四里にしても、競争をしてもし遅れたなら命が無くなるという場合には疲れが激しい。それも一生懸命にやって勝てばよいが.負けた時にはおそろしく精神が沮喪する。渋茶一杯ぐらいではなかなか治らぬ。

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2007.01.19

早慶大入試対策フェア(駿台)

明日がセンター試験ですね。受験する人は平常心でがんばってください。
そんなおりに気の早い話ですが、2月に駿台予備校が新高3生を主な対象とした「早慶大入試対策フェア」を開催します。私も「第1弾:科目別学習法」の「論文」で以下の日程・会場で登場します。

 ○2月18日(日)横浜校
 ○2月25日(日)お茶の水2号館

おそらく、試験を終えたばかりの慶大の論文入試の分析と今後の対策を話すことになるでしょう。受験生の皆さんはそれどころではないかもしれませんが、ぜひ妹・弟さんや後輩の皆さんにお知らせください。詳しくは上記のリンクをクリックしましょう。

2007.01.18

奉仕活動の必修化

 今日の各紙夕刊やTVで「教育再生会議」の第一次報告が出たことを報道しています。新聞には要旨が掲載されているので、ざっと目を通しておきましょう。

 なかでも気になるのが「高校での奉仕活動の必修化」です。これが「すべての子供に規範意識を教え、社会人としての基本を徹底する」という提言の中に盛り込まれているのが注目です。ところで、この提言をまとめた教育再生会議も皆さんは、高校時代に少しは奉仕活動をしてたんでしょうか?なんてったって「それが社会人の基本だあ」などとおっしゃるのですから、まさか、自分がやってないことを他人に押しつけるなんてことはありませんよね。そして、安倍首相の高校時代は?こうしたことを取材・報道するのがジャーナリズムだと思うのですが、そうしたセンスと能力があるかどうか・・・かなり心配。

 受験生の皆さんはこの「奉仕活動の必修化」をどう思いますか?

 かつて東大文三後期の論文試験で「ボランティアの報酬」が出題されたことがあります。課題文の筆者(金子郁容氏)はボランティアの報酬を「閉じていて開いているもの」と表現していますが、それを読んで考えたことを述べさせるものでした。また、東京学芸大学教育学部(国際教育)では「ボランティアの義務化」が出題されています。今年の入試で出るとは断言しませんが、「奉仕活動の必修化」は多くの問題をはらむだけに、当事者としてその是非を考えてみてください。ちなみに教育再生会議がボランティアではなく「奉仕」という言葉を使ったのは、必修化とボランティアの理念(自発性)との矛盾を回避するため?それとも、国語辞典(大辞泉)に「奉仕」の意味としてあるように「利害を離れて国家や社会などのために尽くすこと」を求めたから?

 なお、東京都では教育再生会議の提言を先取りして、来年度から全都立高校・全課程で「奉仕活動の必修化」を実施します。詳しくは以下のリンクをご覧ください。

<参考>東京都教育委員会「平成19年度奉仕体験活動の必修化に向けて」(リンク)

2007.01.17

問題集を更新しました

今年はじめての記事なので、Fuji_3 あけましておめでとうございます。
景気づけにどぉーんと富士山の写真を載せておきます。年明けに遊びに行った田貫湖から撮りました。
頂上が笠雲に隠れて見えないのですが、受験生と同じで「あと少しで頂上が見えます」ってとこかな?
そんな余裕がないかもしれないけれど、少しなごんでくださいね。

以下のとおり、SOS論文問題集を更新しました。
 問題18 日本人の法意識
 問題19 知的財産権
 問題20 コンプライアンス
「いつもの方法」でアクセスしてください。

コンプライアンスは法令遵守ですが、洋菓子の○○○さんのおかげ(?)で再び注目されつつあるようです。ペコちゃん、ポコちゃんに復活の日は来るのか・・・

PS.論文FAQ(よくある質問)も更新してあります。

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