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2006.02.11

超速報!早大法の論文(補足)

 実際に受験した生徒さんから質問があったので、それを紹介するとともにコメントを補足します。質問の趣旨は、設問は「または」でなくて「また」なので、「今後どうなっていくのか」と「どうなっていくべきか」の二つをあげたのだが「誤りだろうか」というものです。
 字句の解釈では二つあげるべきかもしれませんが、「今後どうなっていくのか」と「どうなっていくべきか」は次元が違うと考え「二つの選択肢」と解釈しました。
 前者は客観的な事実認識に基づく記述で、後者は主観を多く含む記述であることが、次元の違いです。たとえば、主観的には(個人の思いとしては)Yが望ましいが客観的には(現実には)Xとなる場合、そのままでは矛盾するので両者の関連を調整しなければなりません。たとえば、「今後はYになるが、それは望ましくない(望ましい)」というように関連させるのです。逆に「どうなっていくべきか」から「今後どうなっていくのか」を論じると、客観的であるべき事実認識が主観によってゆがめられることになるので問題です。
 両者のバランスや関連づけを考えると、答案の軸をいずれかにしぼって深めた方が無難だと考え、「二つの選択肢」との解釈を示しました。それらを適切に処理できるならば、「また」を「次に」と解釈してもかまわないと思います。

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