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2006.02.14

コンプライアンス研修

 直前講習ではオリジナルの予想出題としてコンプライアンスを出題しました。通常この言葉は「法令遵守」と訳されますが、遵守すべきは法令だけでなく企業倫理も含むべきだとの筆者の主張に対して、自分自身の考えを述べる出題です。
 授業で解説したとおり、このような出題をしたのは、規制緩和が進む中で企業の自律が求められる時代になったからです。規制とは官による法令を通じた「善導」といえますが、それが緩和される中で「彼ら」のように個人(消費者・投資家)の権利・利益を侵害する事件が増加するおそれもあります。司法改革などを通じてその事後救済を強化するとともに、企業の自律を社会的にどう促すかが課題となっています。そして、自律にあたる概念としてコーポレートガバナンスの重要性が強調され、それを側面から支援する制度と一つとして公益通報者保護法が4月に施行されます。コンプライアンスも突然に降って沸いたものではなく、こうした流れの中にある「時代の必然」なのです。
 コンプライアンスもコーポレートガバナンスも主体は企業等の組織ですが、これを構成する社員等の個人の倫理観を高めなければ絵に描いたもちと同じです。明日と明後日、私は大阪の製薬会社のコンプライアンス研修(人権啓発研修)で「個人情報保護と人権」と題する講演をします。12月に本社で実施した講演を、今度は事業所単位で行ってほしいとの依頼で、従業員を午前2回、午後2回の4班に分けて行います。しゃべる方もタイヘンなのですが、この会社の意欲と趣旨にほだされてて引き受けました。参考までに、この会社の関連ページのリンクを貼っておきますので、のぞいてみてください。そこにある「人権意識は倫理観の重要な要素である」との記述は、企業倫理のあり方を考える上で示唆的です。
 カネ本位ではなくヒト本位の企業が増えるにはどうしたらよいでしょう?鍵を握るのは私たち消費者や投資家なのです。

※ということで、明日は大阪からblogを更新するかも・・・

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