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2006.02.21

それぞれの春

  合格した人からのメールが届き始めています。まずは合格した皆さん、おめでとうございます。ぜひ、復元合格答案を送ってくださいね。メールは以下のところまでお願いします。

 ○メールの送り先 sosronbun@yahoo.co.jp

 そして、「本命」の入試が残っている人は、ゴールまであとわずかなので、もうひとがんばりです。また、残念な結果に終わった人は、一度だけ大きくため息をついたら、また前を向いて歩き始めてください。

 自宅のパソコン横にある鉢植えの「雪やなぎ」も小さな花をつけ始めました。季節は春に近づきつつあります。地元のさくら祭りの準備も徐々に忙しくなってきました。ちなみに、私の担当は駅前ステージのフロアディレクター(要するに何でも屋)兼司会のピンチヒッターですが、昨年からホームページまで作ったりして大忙しです。ときどきのぞいてみてください。

 ○宮崎台さくら祭りのblog(リンク)

 

 

2006.02.18

慶大法論文 解答速報アップ

 さきほど駿台が慶大法の解答速報(リンク)をアップしました。私の書いたものを含めて3本の解答例を掲載しています。速報のわりには詳しい分析シートもあるので、じっくりと読んでください。その中にも書いたのですが、やはり今回の出題は「マニュアル封じ」の印象を強く受けます。マニュアル推奨者の著書が爆発的に売れたことに対する出題者の懸念・警戒感(このままでは、いつもに増してマニュアル的答案が増加する・・・)があったのかもしれません。最後のイエローカードでも「型やネタに依存するな」と呼びかけた私は、溜飲が下がる思いです。

超速報!慶大経済の論文

 いま18日未明、文書管理システムの研究会のあと軽く食事してたら、帰りが遅くなってしまいました。17日の試験当日に入手した慶大経済の論文について、簡単な「感想」を書いて速報とします。テーマは「遺伝子診断」です。経済にまったく関係ないようですが、遺伝情報を保険に利用する点は経済と関係しなくもありません。そもそも慶大経済の論文は経済分野以外の出題が多いため「遺伝子診断」は想定内です。
 ちなみに設問は以下のとおりで、課題文は出典の明示がないことから今回も大学の先生が入試用に執筆した文章だと思われます。

[設問]
問 課題文では、遺伝子診断が人間社会に大きく貢献することが三つの事例によって主張されています。
① しかし、これとは逆に、科学の力によって遺伝情報が明らかになることから生ずる問題もあると考えられます。三つの事例の中から一つを選び、課題文の主張にたいして説得的な反論を加えなさい。その上で、そうした問題を解決するのにどのような対策を社会的に講ずることが望ましいのかを模索しなさい。解答例Aに600字以内でまとめなさい。
② さらに、①にたいするあなたの解答のうち、課題文への反論部分を解答欄Bに40字以内で要約しなさい。

 3問形式で、1、2問目は主に理解力を、3問目は論述力をはかるのが従来までの設問でした。これとは確かに異なりますが、設問を正確に把握し、それに対する答えを簡潔・的確に答えるという対処方針は不変です。ちなみに、①で求められているのは以下の三つです。

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2006.02.17

超速報!慶大法の論文

 開港したばかりの神戸空港から、最終便でさっき帰ってきたばかりなので、今年の問題をざっと読んだ「感想」だけ記します。詳しくは18日公表の解答速報を読んでください。なお、これでは「確かに・・・しかし・・・」という某氏のマニュアルは使えませんよね。「マニュアル封じ」の意図・決意・熱意を感じる出題です。

 以下の文章を読んで、①著者の論旨を要約して論評し、その上で、著者の見解を参考にしつつ、②あなた自身が人に話を聞きにいくときに大切だと考える点を、作法やマナーと呼ばれるものも含めて、二点以上挙げてその理由を説明しなさい。挙げる点は課題文に言及されているものに限らない。また、③あなたが何か学術的な聞き取り調査に行くと想定して、どういう調査で、どういう人に、どんな質問を用意していくかを自由に書きなさい。なお、解答に記述にあたっては、上記三点の解答箇所がわかるように、文章の最初に一、二、三と数字を付すこと

 
やはり「3年周期説」は正しかったようで、上のように設問は大きく変わりました。ただ、課題文の問題提起を論評し、自分自身の考えを展開(論述)するという従来までの傾向は基本的には踏襲されています。意外だったのは、論述についての「注文」が多くて自由度が小さくなっていることです。解答の記述方法についても設問で「注文」がつけられています。こうした「注文」どおりに答案を構成すれば良いので、意外と簡単な問題だったのでは?
  

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2006.02.16

慶大経済は淡々と

 明日は慶大経済の入試です。受験する皆さん、がんばってください!昨日書いたとおり、神頼み方面はばっちりなので、あとは皆さんの実力を発揮するだけです。慶大経済の最大の特色は時間が少ないことです。ペース配分を考えて問題に取り組んでください。
 また、慶大経済の問題は設問が最大の解答ポイントです。設問で何が求められているかを正確につかみ、それに対する答えを簡潔に示すようにしましょう。課題文の中に答えまたは答えるためのヒントが必ずあるはずです。「簡潔・的確」を解答の方針として、淡々とやってください。慶大法との併願者は、こうした経済系対応にモードを切り替えておきましょう。
 慶大経済についても問題と復元合格答案をよろしくお願いします。

2006.02.15

慶大法受験生は、がんばってね

 いよいよ明日は慶大法の入試ですね。受験する皆さんの検討を祈ります。いま私は大阪にいますが、宿泊しているホテルの近くに大阪天満宮があるので、お賽銭をもって皆さんの合格を祈願してきました。先月は大宰府天満宮、今日は大阪天満宮と、地方講演のたびに学問の神様に皆さんの合格を祈願しているので明日は大丈夫です。そう言えば12月には通天閣にいるビリケンさん(像の足の裏をなでると願い事がかなうらしい…)にもお願いしたので、神頼み方面はカンペキです。あとは皆さんがこれまでの努力の成果を見せるだけです。ちなみに来週は高崎市の職員研修で講演します。名物のダルマに両目を入れられるようがんばってください。
 それと慶大法の受験生の皆さんにお願いがあります。駿台の解答速報は18日午後にアップの予定ですが、できるだけ早く明日の出題にコメントしてあげたいので、可能な人は画像かPDFにして問題を送ってください。明日は夜遅くの帰宅になりますが、17日未明にはコメントを載せるられるよう努力します。また、気の早い話ですが、合格した人はぜひ復元合格答案を書いてください。およその内容がわかれば良いので、そんなに正確でなくて構いません。他の教科の自己採点結果も合わせて送ってくれると、より正確な分析ができるので助かります。今晩は「合格したあとに何を一番したいのか」プラス方向のことを考え、気持ちを静めて明日に望みましょう!

なぜ「安全・安心」なのか

 予想問題として出題したかったのですが、適当な課題文がなかったために断念したテーマがあります。それが「安全・安心」です。これは現代の日本社会のキーワードの一つですが、この裏返しに人びとが抱く強い不安感があります。なぜ「安全・安心」を求めるのでしょうか、なぜ強い不安を抱くのでしょうか。出題されるかどうかは不明ですが、やはり頭をほぐすために考えてみましょう。
 「凶悪な事件が続発しているから・・・」などと安直に考えてはいけません。その背景には現代社会が抱える構造的矛盾があるからです。たとえば、ある論者は「外部化」の進行を背景にあげています。産業構造の変化が示すように、社会が成熟するとモノよりもサービスに経済活動の重点が置かれるようになってきます。言い換えるならば、これまで個人や家族が担ってきたことが外部化され、社会サービスとして定着・発展するのです。その結果、人びとは生きることの多くを社会サービスに委ね、自分が関与する余地が小さくなっていきます。自分ではどうにもならないのですから、不安や不満が大きくなるのは避けられえません。
 一方、サービスを提供する側は不安や不満をビジネスチャンスととらえ、それらを解消すべく新たなサービスを開発し、その売込みに必死になります。昨年、私が原稿を書いた雑誌『エコノミスト』のタイトルは「安全特需」だったのですが、特需を継続するには人びとの不安や不満をあおり続けなければなりません。この悪循環を抑止するのは容易ではありませんが、仮に「外部化」に背景があるならば、そのいくつかを個人に戻していくことが重要になるでしょう。つまり自己決定の余地を増やしていくのです。私が小論文対策について、型やネタに依存せず「自分の頭で考えること」をしつこく強調してきたのも、こうした眼差しがあるからです。
 

2006.02.14

コンプライアンス研修

 直前講習ではオリジナルの予想出題としてコンプライアンスを出題しました。通常この言葉は「法令遵守」と訳されますが、遵守すべきは法令だけでなく企業倫理も含むべきだとの筆者の主張に対して、自分自身の考えを述べる出題です。
 授業で解説したとおり、このような出題をしたのは、規制緩和が進む中で企業の自律が求められる時代になったからです。規制とは官による法令を通じた「善導」といえますが、それが緩和される中で「彼ら」のように個人(消費者・投資家)の権利・利益を侵害する事件が増加するおそれもあります。司法改革などを通じてその事後救済を強化するとともに、企業の自律を社会的にどう促すかが課題となっています。そして、自律にあたる概念としてコーポレートガバナンスの重要性が強調され、それを側面から支援する制度と一つとして公益通報者保護法が4月に施行されます。コンプライアンスも突然に降って沸いたものではなく、こうした流れの中にある「時代の必然」なのです。
 コンプライアンスもコーポレートガバナンスも主体は企業等の組織ですが、これを構成する社員等の個人の倫理観を高めなければ絵に描いたもちと同じです。明日と明後日、私は大阪の製薬会社のコンプライアンス研修(人権啓発研修)で「個人情報保護と人権」と題する講演をします。12月に本社で実施した講演を、今度は事業所単位で行ってほしいとの依頼で、従業員を午前2回、午後2回の4班に分けて行います。しゃべる方もタイヘンなのですが、この会社の意欲と趣旨にほだされてて引き受けました。参考までに、この会社の関連ページのリンクを貼っておきますので、のぞいてみてください。そこにある「人権意識は倫理観の重要な要素である」との記述は、企業倫理のあり方を考える上で示唆的です。
 カネ本位ではなくヒト本位の企業が増えるにはどうしたらよいでしょう?鍵を握るのは私たち消費者や投資家なのです。

※ということで、明日は大阪からblogを更新するかも・・・

朝日・夕刊に注目!

 朝日新聞・夕刊の文化欄を何気なく読んでたら、昨日からおもしろい連載が始まりました。「思想の言葉で読む21世紀論」という記事で、初回の昨日のリードには「思想の新しいキーワードを入り口に、世界がどこへ向かっているのかを考えてみたい」とあります。筆者は編集委員の清水克雄氏で、「随時掲載」とされていますが昨日と今日と続けて載っていました。
 「法学部や経済学部の論文に思想なんて関係ないじゃん」なんて言わずに、近くに朝日新聞があったら一読してみてください。昨日は「再魔術化」、今日は「象徴的貧困」がテーマですが、さすがに思想のキーワードらしく、これらの言葉だけでは何のことかまったくわかりません。しかし、それぞれが現代社会に対する問題提起をしていて、それがおもしろいのです。たとえば、今日の「象徴的貧困」は「社会全体の空気が特定の方向に傾きがちな」背景を分析しています。これだけメディアが発達しているのに、「なぜ画一化を避けられないのか」という重要なテーマに切り込んでいます。
 入試に役立つかは不明ですが、頭をほぐすには良いかもしれません。でも、読まなくても大丈夫ですから、決して朝日・夕刊を求めてさ迷い歩かないように。

2006.02.12

最後のイエローカード

 入試本番をむかえているので、とにかく受験生の皆さんを励ますことだけを考えていたのですが、論文対策が遅れている人たちの答案に致命的なリスクが散見されるので、この場を使って最後のイエローカード(注意喚起、色はレッドだけど・・・)を出すことにしました。
 受験生に限らないことですが、対策が遅れていると、手取り早く身につきそうなことに飛びつく傾向が人間にはあります。私自身も予備校以外にいろいろな仕事を抱えていて、いつも「いっぱい、いっぱい」なので、この傾向は無関係ではありません。
 論文対策で「手取り早く身につきそうなこと」とは、「型やネタに依存する」ことです。それを良いこととして受験生に喧伝している方もいらっしゃいますが、私はリスクが高い対策だと考えています。しかし、アップアップしていると、「溺れる者はわらをもつかむ」というやつで、「わら」なんだけどすがってしまうのです。
 

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2006.02.11

超速報!早大法の論文(補足)

 実際に受験した生徒さんから質問があったので、それを紹介するとともにコメントを補足します。質問の趣旨は、設問は「または」でなくて「また」なので、「今後どうなっていくのか」と「どうなっていくべきか」の二つをあげたのだが「誤りだろうか」というものです。
 字句の解釈では二つあげるべきかもしれませんが、「今後どうなっていくのか」と「どうなっていくべきか」は次元が違うと考え「二つの選択肢」と解釈しました。
 前者は客観的な事実認識に基づく記述で、後者は主観を多く含む記述であることが、次元の違いです。たとえば、主観的には(個人の思いとしては)Yが望ましいが客観的には(現実には)Xとなる場合、そのままでは矛盾するので両者の関連を調整しなければなりません。たとえば、「今後はYになるが、それは望ましくない(望ましい)」というように関連させるのです。逆に「どうなっていくべきか」から「今後どうなっていくのか」を論じると、客観的であるべき事実認識が主観によってゆがめられることになるので問題です。
 両者のバランスや関連づけを考えると、答案の軸をいずれかにしぼって深めた方が無難だと考え、「二つの選択肢」との解釈を示しました。それらを適切に処理できるならば、「また」を「次に」と解釈してもかまわないと思います。

超速報!早大法の論文

 本日、早稲田大学法学部のセンター利用入試が行われました。受験した生徒さんが問題を送ってくれたので、以下に公開するとともに簡単なコメントをします。数日後に「速報」を掲載する予備校もあるかもしれませんが、おそらく日本(世界?!)最速となる、正真正銘の速報をお読みください。慶大法受験者も参考までに一読しておくことを勧めます。

 ☆問題全文はこちら (PDFファイル)をクリック

 つぎの文章は、フランスの大学で教職についている杜会心理学者、小坂井敏晶氏が一九九六年に発表した『異文化受容のパラドックス』の一部である。ここでは、日本語とフランス語における外来語受容の差異を比較しながら、ひとつの仮説が提起されている。この仮説について論評し、その上で、日本語における外来語は今後どうなっていくのか、また、どうなっていくべきか、あなたの考えを一二〇〇字以内で述べなさい。

 以上が設問です。テーマは外来語を例にした「異文化受容」です。設問を読むと、筆者の仮説に対する論評と外来語に関する論述の二つが求められています。論評の対象である筆者の仮説(外来の異物を<外部>にとどめておくからこそ異文化受容が容易になる)は課題文の最後に明示してあるので、「超」がつくくらい簡単な課題文で理解力の面ではまったく差がつかなかったと思います。そのため、理解力よりも論述力重視の出題といえます。

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2006.02.10

慶大法の論文(既出問題)

 入試本番まであとわずかになりましたが、受験生の皆さんはいかがお過ごしでしょうか?ここまで来たら、あとは「集中力」のみです。結果についてあれこれ考えてしまう人もいるかもしれませんが、これまでの努力に自信を持って「結果はついてくる」と考えましょう。
 さて、慶大法論文の既出問題についてリンクを貼り忘れていました。以下のリンクをクリックすると1999年~2004年の既出問題、解答例、復元合格答案、解説(一部の問題のみ)を置いてあるページに飛びます。

 ☆慶大法論文の既出問題・・・みる

 すでに既出問題に取り組んだ人も多いと思うので、復元合格答案を読んで解答・答案のイメージを豊かにするとともに、「今年は私が復元合格答案を書く番だ」と気持ちを高めてくださいね。

2006.02.06

コラム 個人情報保護

 予備校以外の私の仕事の一つは、情報公開や個人情報保護に関する講演や執筆です。このうち個人情報保護は昨年4月に法律が施行され、官民共に対応に追われました。そんなトピックでもあるので、念のため基礎的なところは理解しておいてほしいと考え、私の講演録を掲載しました。気分転換(?)または睡眠導入財(?)として、斜め読みしてください。なお、このblgには他にも書き散らかしたものの一部を掲載しています。カテゴリーの「コラム」をクリックすると、全文を読むことができます。

 ○朝霞市個人情報保護制度講演会講演録・・・みる (PDF)

コラム 地域社会は犯罪とどう向き合うか

 昨年起きた奈良市の女児誘拐殺害事件は、子どもに対する性犯罪歴のある容疑者が逮捕されたことから、情報公開と個人情報保護にかかわる難問を社会に投げかけた。それは、性犯罪歴のある人物(性犯罪歴者)の居住地把握とその情報の公開である。

 報道によれば、容疑者には子どもに対する性犯罪歴が二回あった。警察庁には「性犯罪前歴者名簿(年少者対象)」があるが、彼の情報はこのデータベースに載っていたはずだ。しかし、そこに彼の最新・正確な居住地が記載されていなかったため、当初、捜査は難航した。たまたま彼が直近に起こした交通事故の記録から、事件現場付近での彼の居住が判明し、捜査対象に浮上したのである。

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2006.02.05

このblogの使い方

 型やネタをおぼえるだけでは論文を書けるようにはなりません。いろいろな文章を読むだけでなく、自分なりにあれこれ考え、それを表現していく機会を多く持つことが上達の早道です。その意味で既出問題をやるのも大切ですが、ある程度やって志望大学の傾向と対策をつかめたら、いろいろなテーマ・主張と格闘した方が良いでしょう。そのための素材として、オリジナル問題と私が各方面に書き散らかしたコラムを掲載しました。
 これらを読むだけでなく、少なくとも内容について自分なりに考えてみてください。そして、できれば答案を書いてみてください。レギュラー授業や講習の受講生には通信添削のサービスを実施中ですし、このblogのコメント欄を利用して答案を直接送信することもできます。その場合、名前はハンドルネームで構いませんし、メルアドも不要です。答案に対する添削はコメントへの返信という形で掲載していきます。より多くの答案とそれへのコメントが掲載されていくことで、みんなの理解が深まることも期待できます。
 設問、資料内容、解答方法、解答例・解説への質問・意見もコメント欄で受け付けます。このblogを活用して、さくっと合格してください!

2006.02.04

駿台に行くのは…

 駿台生で直接質問したい人は、個人論文指導として次の時間帯・場所に待機しているのでお越しください。
  
 ○2月9日(木)16:00-17:00 お茶の水3号館講師室

 ○2月10日(金)16:00-17:00 横浜校講師室

  

小論文の採点基準のこと

 先日終えた直前講習の生徒アンケートで、採点基準についてblogでコメントしてほしいとのリクエストがありました。たとえば、某予備校の採点基準で一定の字数(800字/最大1000字の場合)を満たさないと減点になるというのですが、「それは本当か」というような質問です。大学が採点基準を公表していないので推測の域を出ないのですが、誤字脱字の減点を含めて実際には予備校のように詳細な基準を設けていないと思います。
 採点すべき答案の枚数や採点の期限を考えると、詳細な基準に基づく評価は大学にとって非現実的だからです。これに対して、予備校は教育機関なので受験生に対する「注意喚起」の観点から、詳細な基準に基づく「減点」をするのだと考えてください。先の例で言うと800字でも良い答案はありますが、仮に300字程度で課題文の問題提起を説明したら、論評と論述は500字しかなく掘り下げが不十分な答案となり、「結果的に」低い評価になるでしょう。そのリスクを避けよというのが「減点」の趣旨なのです。
 なお、採点基準を公開している大学はまだ少ないのですが、希少な公開例を紹介するので読みたい人は「続きを読む」をクリックしてください。
 

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